奥の洋館は昭和45年まで使われた旧郵便局、現在の姿です
明治7年に、それまで酒造場として使われていた建造物を改装して開局しました
|
上の写真は、昭和のはじめ(昭和ヒトケタの終わりごろ)に撮られたもの、現在残っている形に改装する直前の姿です
4枚の写真は、昭和10年前後に改装が行われたときのもの。建物の前半分を作りかえている様子がよくわかります。 現在の外観がこのときにできました。
郵便局舎の変遷
上の一連の写真から、郵便局舎の建物は少なくとも3回改装され、以下の通り変遷していったと推定されます。
①第1回改装
明治7年、旧酒造場 → 郵便局へ
このときは小改造であったと推定( ∵ 西南戦争前の時期に、2~3番目の写真ような洋風外装は考えられない)
②第2回改装
明治中期~大正期のいずれかの時期に、2~3番目の写真の外装へ
郵便貯金:明治18年、為替:明治25年、小包:明治32年、電報:明治41年、電話:昭和3年、などの業務拡大が記録されている、それらに併わせて改装されていったと推定
③第3回改装
昭和10年前後
4枚の工事写真が示す改造、建物の前半分を作り替え、現在の姿に